史跡・城跡

兜神社~平将門公にまつわる言い伝えがあり証券界の守り神でもある東京のお社です。

兜神社



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【兜神社】

兜神社(かぶとじんじゃ)は、
京都中央区の神社です。
東京証券取引所本館の北、
道路を挟んで日本橋川の辺に
小さな神社があります。
これが証券界の守り神とされる兜神社です。

【歴史】
明治11年(1878年)に創建されました。
東京株式取引所
(現東京証券取引所)の関係者によって
創建されました。
そういう経緯から
日本証券界の鎮守となっています。

兜神社 社殿

昭和2年(1927年)、
若干位置をずらして現在地に移転しました。
昭和46年(1971年)、
首都高速道路江戸橋ジャンクション建設で
解体していた社殿を新築しました。

【兜岩】
境内には、「兜岩」とよばれる岩があり、
この岩が「日本橋兜町」の
地名の由来となっています。

兜神社 兜岩

なぜ兜岩と呼ばれるのかは諸説あり、
以下の説があるとのことです。

<1>
天慶3年(940年)、
承平天慶の乱平将門を討ち取った
藤原秀郷が平将門の首を京都へ運ぶ際、
その平将門の打首に
兜を沿えていたのですが、
この地で罪滅ぼしにと
兜だけ土中に埋め塚を作って
供養したそうです。
この塚を当時は兜山と呼んだそうですが、
いつしか兜岩だけが残ったとのことです。

<2>
永承6年(1051年)、
前九年の役に出征する源義家が、
この岩に兜をかけて戦勝祈願をしました。

<3>
寛治元年(1087年)、
後三年の役で凱旋帰還する源義家が、
岩がある当地で記念に
自分の兜を地中に埋めました。
これを当時の人達は
兜塚と呼んだのですが、
いつしか兜岩となったとのことです。




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【ご祭神】
こちらの神社の御祭神は、
主が商業の守護神の
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、
合祀されている祭神は、
大国主命(大黒様)と
事代主命(恵比寿様)です。

【所在地】
東京都中央区日本橋兜町1ー12ー16

【交通アクセス】
東京メトロ「茅場町」駅より徒歩6分。
東京メトロ・都営地下鉄
「日本橋駅」から徒歩約10分。
東京証券取引所のすぐ近くです。

【近くの史跡】
鎧橋・鎧の渡跡

平将門~困っている人を放っておけない面倒見の良い大将は東国に新国家を創ろうとした。

平将門公本據豊田館跡~平将門誕生の地と伝わる場所、後に豊田氏の向石毛(向石下)城址となりました。

國王神社~平将門公終焉の地に三女如蔵尼によって創建されたと伝わる古社です。

大国玉神社 (桜川市)~平将門の妻「君の御前」の父である平真樹の館がありました。

后神社(桜川市)~平将門の妻で平真樹の娘とされる「君の御前」を祀っています。

御門御墓(平将門居館?)~平将門の供養塔とされる五輪塔があり付近には妻を祀る后神社があります。

大宝城(茨城県)~関東最古の八幡宮である大宝八幡宮境内にあり下妻氏によって築城された城です。

土浦城~伝説上では平将門の砦、文献上では八田知家後裔の若泉氏が築城、戦国期を経て土浦藩となる。

築土神社と世継稲荷~平将門信仰の象徴的神社と徳川秀忠が称賛した神社です。

鎧神社~日本武命や平将門公にまつわる伝承があり人々の崇敬を集めてきた東京のお社です。

将門塚~平将門公の首を祀る塚で大都会の超一等地に鎮座し、現在も静かに見守っています。

鎧橋・鎧の渡し跡~名称の由来は源義家の東征からですが、平将門伝説もあります。

石井の井戸跡(坂東市岩井)~平将門が拠点である石井営所を決めた伝説がある古井戸です。

延命寺~「島の薬師」と親しまれているお寺で、平将門公持護仏の薬師如来像が祀られています。

伝・源護館跡陣営~平将門の乱の始まりの戦と嵯峨源氏である源護という人物について。

伝・平良兼館(竜ケ井城・竜崖城) ~平良兼は平将門の叔父にあたりこの地は「弓袋山の対陣」の舞台です。

伝源経基館跡、源経基とは経基流清和源氏の初代で孫の代から摂津・大和・河内源氏へと分かれていきます。

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