城跡

安房勝山城~里見水軍の本拠地の海城、安房に逃れた源頼朝を迎え入れた安西氏の出城との伝承有り。

安房勝山城



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勝山城
勝山城は里見水軍の本拠地として使われた城です。
築城時期は定かではないですが、
「治承の乱」における石橋山合戦に敗れ、
伊豆から逃れた源頼朝を、
この地の豪族である安西氏
出城に迎え入れたと伝えられています。

江戸時代初期に里見氏が改易となると
内藤清政が入封し、
山麓に勝山陣屋を築いたので
廃城になったと考えられています。
現在城址周辺は
ハイキングコースになっており、
堀切などの遺構を
確認することができるとのことです。

なおまた八幡山北側にある
大黒山に模擬天守風の展望台
(勝山城展望塔)が造られ、
麓には駐車場があり、
勝山城の説明板も置かれていますが、
勝山城址ではないのでご注意ください。
勝山城址は勝山港の南側にせり出た小山です。

八幡山遊歩道を歩いていくと、
安房勝山城となるとのことですが、
現在は通行止めとの情報もあります。

<登城口>
漁港沿いを南に歩き、
八幡山遊歩道の表示の道を登ります。
民家の庭先に繋がってるように見えますが、
これが登城口であるそうです。

安房勝山城

【縄張形態】
山城(海城

【標高(比高)】
83.5m(79.5m)

【築城主】
安西氏か

【築城年】
平安時代末期か

【廃城年】
元和8年(1622年)

【主な改修者】
正木輝綱

【主な城主】
安西氏、正木氏

【遺構】
曲輪、腰曲輪、堀切、横堀(空堀)、土橋

【交通アクセス】
(電車)
JR内房線「安房勝山」駅から
徒歩10分で八幡山遊歩道入口

(車)
館山自動車道「鋸南富山」ICより車10分。

【所在地】
〒299-2117 千葉県安房郡鋸南町勝山20−7

【駐車場】
専用の駐車場はありません。
勝山漁港の北側にある大黒山に
展望台と模擬天守があります。
その下に駐車場があります。

白浜城 (安房国)~安房里見氏の始まりの城、里見義実が拠点としました。

三舟山(三船山)古戦場~北条氏政VS里見義弘の激闘の結果、里見氏の勝利で勢力挽回の契機 

稲村城 (安房国)~天文の内訌の舞台の城、古代以来安房国内で 最も生産性の高い地域。

岡本城(安房国)~里見氏城跡として国の史跡に指定、里見水軍の拠点として改修されています。

造海城~真里谷氏が築城、里見水軍の拠点として活用、灯籠坂大師の切通しトンネルは必見です。

金谷城~上総と安房の国境の城、天文の内訌で謀殺された里見実堯が在城していたと云われています。

鹿野岡城~鴨川富士に築かれ、近年になって城址と判明された城跡で登山道整備。

館山城と八遺臣の墓~安房里見氏最後の城であり、南総里見八犬伝のモデルとなった8人の家臣が眠っています。

源頼朝公上陸地の碑と矢尻の井戸と洲崎神社~館山市洲崎、「義経記」に書かれています。

源頼朝上陸地の碑と神明神社~ 安房郡鋸南町竜島、吾妻鏡に記載されています。

仁右衛門島~源頼朝が身を隠し潜んだ場所で、頼朝一行を洲崎から案内したとも伝わる平野仁右衛門氏の島です。

野島崎・伝説の岩屋~安房に逃れた源頼朝が武運再興の願掛けをした「隠れ岩屋」です。

佐貫城~室町中期から幕末まで 城主が替わりながら存続、経済交通の重要地でもありました。

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