【谷貝城】
谷貝城は室町時代に
藤原義秀が築いたとされています。
戦国時代は真壁氏に仕えた
藤田氏が谷貝城主であり、
今も北側の主郭跡には
子孫の家が建っています。
【築城者】
藤原義秀
【築城年】
応永2年(1395年)
【遺構】
郭、土塁、空堀
【城について】
谷貝城は真壁氏家臣であった
藤田氏の居館でした。
現在も1郭内は
藤田家のお宅となっています。
「真壁町の城館」では、
「2つの主郭を持つ城」と
表現しているとのことです。
1郭の規模は長軸100mほどあり、
周囲を取り巻く堀と土塁が残っています。
台地先端の沼沢地近くに
築かれているということです。
谷貝城の城塁は単純な方形ではなく、
かなり横矢を利かせた五角形をしています。
戦国後期に改修の手が
入れられている可能性が
高いとのことです。
城の遺構が明確な部分は
西側や南側に限られているとのことです。
南西角の城塁部分を見ると、
高さ5mほどのしっかりとした
土手となっています。
2の郭には北西側にも
横堀の名残らしい地形が
見られるとのことです。
これらの2つの郭の間にも
3の低地部があり、
そこには土塁が残っています。
谷貝城は2つの郭を大きく
外堀で囲むという構造の城で
あったとのことです。
郭の南西部には墓地があります。
墓地の中央にはとても
古そうな墓石が鎮座しています。
【所在地】
〒300-4427 茨城県桜川市真壁町上谷貝1710
【交通アクセス】
JR水戸線・関東鉄道・真岡鉄道
「下館」下車
タクシーで上谷貝交差点付近降車
徒歩10分
【駐車場】
専用の駐車場はありません。
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