【佐奈田霊社】
佐奈田霊社(さなだれいしゃ)は、
源頼朝旗揚げの地
「石橋山古戦場(神奈川県小田原市石橋)」
にある神仏習合の霊社です。
1180年より日本唯一の
「のど・声、喘息、気管支炎 等」の祈願所
(護摩の祈祷あり)とともに、
戦の先駆けである魁の神様(魁秀明神)を奉っています。
石王山宝寿寺が管理しています。
【歴史】
治承4年(1180年)8月23日、
石橋山の戦いで討死した源頼朝方の
先鋒の佐奈田与一義忠を祀っています。
佐奈田(真田)与一は持病の痰のため、
味方からの呼びかけに対し声が出せず、
そうこうしているうちに
敵に討たれてしまったという
言い伝えから、咳・声・のどに霊験があるとされ、
芸能関係者も数多く参詣するとのことです。
例祭は毎月23日です。
真田(佐奈田)与一の命日である
8月23日には大祭が行われます。
真田与一が敵方の俣野景久を組み伏せた畑は
「ねじり畑」として残り、
作物が全てねじれてしまうという
言い伝えがあります。
この南方の丘の上には、
真田与一の討死後に8人を討ち取り散った
家臣(真田与一の爺や)である
陶山文三家安を祀る「文三堂」が建てられています。
吾妻鏡によりますと、建久元年(1190年)、
源頼朝は伊豆山権現参詣の帰りに
境内にある与一塚に立ち寄り、
涙を流したと言うことです。
文三堂と与一塚は、1954年に
県の史跡に指定されました。
本堂には、戦の無事を祈った奉納額や、
古戦場から発掘された刀などが奉納されています。
境内には、1986年に柏木学園により
「湘南そろばん塚」、
2005年には江戸消防記念会の
石碑が建立されています。
【所在地】
〒250-0022 神奈川県小田原市石橋420
【交通アクセス】
東海道本線早川駅より1.8km
(徒歩約25~30分)、
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岡崎義実~代々源氏の家人で特に忠義心厚い人物。三浦一族だが中村党とも深い関係で真田与一の父親です。
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