鎌倉殿の13人

大田和城址~大多和氏は三浦義明の三男である大多和三郎義久が築城しました。

大田和城址 横須賀



スポンサーリンク



【大田和城址】

衣笠城南方の支城として三浦義明の三男である
大多和三郎義久が築城しました。
横須賀市大田和手取にある
標高20mのヤジロー山と呼ばれる
独立丘が大田和城とされています。
城の文字は
大田和城
太田和城
大多和城
とも表記されるとのことです。

「吾妻鏡」によりますと、
大多和義久は鎧摺城に館があったとされ、
大多和義久は三浦一族の中で
鎧摺城(あぶずりじょう)・芦名城~大田和城を経て
衣笠城に至る衣笠城南方ルートを
固めていたと考えられています。

城山に登る虎口が見えますが、
ゲートは閉ざされているとのことです。
電柱の処に「大田和城址」の標識があります。

<大田和城址の入り口付近>
大田和城址の入り口付近

【所在地】
〒238-0311 神奈川県横須賀市太田和4丁目2245

大多和氏

大多和(おおたわ)氏は、日本の氏族。
相模国の有力御家人・三浦氏の庶流であり、
相模国三浦郡大多和村
(現:神奈川県横須賀市太田和)を本貫地としていました。
桓武平氏三浦氏の一族である
三浦義明の子大多和義久が、
領地(相模国三浦郡大多和村)の名前を
名字として称したのが始まりとされています。

三浦義久の子である大多和義成は
従兄の和田義盛の乱には、
和田義盛に与せず北条氏について生き延びました。
さらに宝治合戦で
一族の三浦泰村が謀反を起こしたときも、
北条時頼に従っています。

1333年に、大多和義久の5代目の子孫である
大多和義勝(六左衛門尉義行)は
新田義貞鎌倉討伐に馳せ参じて
その傘下に入り、戦功を挙げています。

「太平記」にも記述があり、その名を確認できます。

1333年(元弘3年)新田義貞の鎌倉攻めの際、
新田義貞は、5月15日 分倍河原の戦い惨敗。
困っていたところに良文流平氏の三浦大多和義勝が
松田、河村、土肥、土屋、本間、渋谷氏を引き連れて
新田義貞の陣に駆け付けた。
新田義貞は大喜びした。

とのことです。

三浦義明と衣笠城合戦~長老は自らの命を盾に三浦一族の未来を守りました。

三浦義澄~源頼朝を支えた宿老の一人で13人の合議制のメンバーで相模守護。三浦一族の栄枯盛衰。

三浦義村~鎌倉幕府の創設期から執権政治の確立まで仕え権謀術数に優れた策略家

芦名城~戦国大名・蘆名氏の発祥の地であり、三浦一族の本拠地である衣笠城の支城でした。

平作城~衣笠城の支城、三浦義明の弟の孫である平佐古(蘆名)為重の所領でした。

佐原義連と相模・佐原城、一ノ谷の合戦「鵯越の逆落とし」一番乗りの武勇で有名、会津・蘆名氏の祖です。

鐙摺山(鐙摺城址)とは?小坪合戦(畠山VS三浦)・伊東祐親終焉の地・亀の前居住・源実朝が一句・三浦道寸が物見

和田城址~和田義盛の居城跡~三浦半島にある平城

和田義盛と和田合戦~三浦一族~鎌倉幕府創始の功臣だが北条義時に嵌められる

新井城址・相模三浦氏とは?伊勢盛時から3年間持ちこたえた断崖の要害

浦賀城~東叶神社境内、安房里見軍に備えて小田原北条氏が水軍を配置、浦賀水道から房総半島が一望できる。

竹之下合戦古戦場~足利尊氏が新田義貞に大勝した地~時代は南北朝へ!

河崎氏館について~渋谷氏の祖でありやがて近江源氏の佐々木氏を援助し間宮氏に続く

明智神社と称念寺(新田義貞公の墓所)~あけっつぁまと妻の黒髪~明智光秀の越前時代の居住地

ペリー上陸記念碑の建設とペリー一行が久里浜に上陸した経緯について~ペリー公園。

関連記事

  1. 金山城(城山) 金山城(城山 (伊豆の国市))~畠山国清が籠った城ですが今はハイ…
  2. 浅利与一義成公 浅利与一義成(浅利義遠)~甲斐源氏の一族で弓の名手であり武田信義…
  3. 毒島城 遠景 毒島城跡~沼の小島にあった城~大蛇伝説あり
  4. 阿伎留野城(天竺山) 武蔵五日市駅 阿伎留野城~武州南一揆の三宮氏(三内氏)が築城との推定、南一揆の…
  5. 白旗城(本城山)  白旗城(本城山)~「白旗」の地名は源頼義の前九年の役の戦揃えが由…
  6. 北條執権館跡(宝戒寺) 北条義時~鎌倉幕府2代執権~冷酷無情・現実を客観視して行動できる…
  7. 相良城跡 相良城跡~相良氏館⇒相良古城⇒相良御殿⇒相良陣屋⇒老中・田沼意次…
  8. 比企一族の墓 妙本寺 比企能員の妻~「鎌倉殿の13人」では道、渋河氏、三浦氏と比企氏、…



スポンサーリンク




コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 高遠城~国の史跡で日本100名城、春には珍しい品種の桜であるタカトオコヒガンが咲き誇ります。 高遠城 伝大手門

ピックアップ記事

  1. 明智一族
  2. 小机城址
  3. 多気城 (常陸国)
  4. 常栄寺 ぼたもち寺
  5. 頼朝の一杯水
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PAGE TOP