城跡

塚原城~大掾氏一族で鹿島氏分流の塚原氏が居城し、剣聖として有名な塚原卜伝も城主となりました。

塚原城(常陸国)



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【塚原城】 

大掾氏一族で鹿島氏分流の塚原氏の居城です。
剣聖として知られる塚原卜伝も一時期城主でした。
時の城主であった塚原安幹は、
嫡男を戦あるいは病気で失い、
同じく鹿島氏に仕える卜部吉川家から、
新右衛門高幹(しんえもんたかもと)を
養子を迎えます。
これがのち、剣聖として有名な塚原卜伝です。
塚原卜伝は、実父の卜部吉川覚賢からは
鹿島中古流を、義父の塚原安幹ならび、
剣の師匠である松本備前守からは
天真正伝香取神道流をの剣術を
それぞれ学び、のち諸国を回国修行し、
39回の合戦、19回の真剣勝負に臨み、
1度たりとも負傷しなかったと伝えられています。
塚原卜伝は、塚原安幹の娘を娶り、
回国修行からの帰国後、
天文元年(1532年)に家督を継いで
塚原城主となりましたが、
家督を養子の幹重に譲り
修行の旅に出ています。

ちなみにこの城は
塚原卜伝が城主であった
塚原城であると言う決定的な
証拠は出ていないとのことです。
ただし、お城のある周辺の地名が
「塚原」で近くには「塚原卜伝」
の墓があることから、
伝「塚原城」となっているとのことです。

塚原城 周辺

塚原城は台地の西端から
北へ伸びた台地の先端に築かれています。
台地の北端部に主郭と思われる曲輪群があり、
土塁が巡り東へ三段の曲輪となっているとのことです。
南側には空堀があり、
南へ続く台地にも曲輪と
堀らしき地形があるとのことですが、
立ち入り禁止になっているとのことです。




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【遺構】
土塁、堀、

近くに「塚原卜伝の墓」が残っています。

塚原卜伝の墓

【所在地】
〒314-0041 茨城県鹿嶋市沼尾9

最寄り駅はJR東日本「鹿島神宮」駅です。
そこからバスが出ており、
「鹿嶋コミュニティバス・湖岸海岸線」で
「須賀」バス停下車となります。
ご利用の際は最新の運航状況をご確認ください。
なお「鹿島神宮」駅から「須賀」バス停までは
徒歩50分程度とのことです。

【駐車場】
塚原城専用の駐車場はありません。
「塚原卜伝」の墓にはあります。

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