城跡

藤沢城~小田城主の小田氏の支城であり、小田城を奪われた際には何度も拠点とした城です。

藤沢城(土浦市藤沢)



スポンサーリンク



【藤沢城】

藤沢城は小田城を居城とする
小田氏の支城として築かれた城です。
築城は古く、鎌倉時代ともいわれています。
諸説ありますが、
小田氏治が小田城を奪われた際は、
何度負けても小田城奪還を諦めずに
小田城を奪還した
小田氏治の拠点になっていた城です。
何度もこの城を拠点に
天正18年(1590年)の
豊臣秀吉による「小田原征伐」の際に
小田氏は領地を召し上げられ、
廃城となりました。
現在城址は農地化及び宅地化されていますが、
北側の精泉寺周囲に土塁が残っているとのことです。
意外とくっきりと残っているとのことです。
更に、遍照寺の裏の空堀がお城の遺構としてよく
認識されているとのことです。
この2つのお寺を直線で結んだ辺りまでが
藤沢城の北限とみられています。

藤沢城(土浦市藤沢) 遠景

駐車スペースは、
城の南側にある
「りんりんロード藤沢休憩所(旧常陸藤沢駅)」に
駐車場があるとのことです。
目印となる史跡として
後醍醐天皇の側近の
藤沢藤房卿遺跡があります。

【築城主】
小田氏

【築城年】
鎌倉時代末期か

【廃城年】
天正18年(1590年)

【主な城主】
小田氏

【遺構】
曲輪、土塁、空堀

【交通アクセス】
(電車)
JR常磐線「土浦」駅からタクシーで20分程度。
バスに関しては最新の情報をご確認ください。
以前は
「関東鉄道バス」
バス停:「藤沢十字路」バス停下車。

(車)
アクセス(クルマ)
常磐自動車道「土浦北」ICから10分程度。

【地区に残る風習】
かつてNHK「ヒストリア」という番組があり、
小田氏治が取り上げられました。
その番組内で小田氏治が
母を偲んで建立した菩薩像も
この城域にあるそうです。
(場所は未確認)
この地区で子供が産まれると、
白い布に生まれた子供の名前と
生年月日を書いて、
その子の幸せを菩薩像に願うという
ならわしがあり、
現在も続いているとのことです。

【所在地】
〒300-4115 茨城県土浦市藤沢1771

小田城跡(つくば市)~鎌倉初期に八田知家が築城し、戦国時代の小田氏15代の居城でした。

海老ヶ島城~室町時代に結城成朝が築城、子が海老原氏と名乗り、やがて結城氏と小田氏で城の争奪戦となり勝者は佐竹氏。

山王堂の戦い~上杉謙信VS小田氏治の野戦で激戦、上杉勢の「神速」で小田勢は敗退し小田城が陥落。

関城跡(常陸国)~南北朝時代に南朝方であった関宗祐・宗政親子が北朝の標的に晒されながらも戦いました。

大宝城(茨城県)~関東最古の八幡宮である大宝八幡宮境内にあり下妻氏によって築城された城です。

鹿島城(常陸国)~平安時代末期に鹿島氏によって築城されました。築城者の平姓鹿島氏とは?

塚原城~大掾氏一族で鹿島氏分流の塚原氏が居城し、剣聖として有名な塚原卜伝も城主となりました。

島崎城~常陸大掾氏の一族である島崎氏の居城、よく整備され遺構もわかりやすく登城しやすい城です。

常陸・長山城~大掾氏の庶流行方氏の一族の長山氏が居城し、同族の島崎氏に攻められました。

土浦城~伝説上では平将門の砦、文献上では八田知家後裔の若泉氏が築城、戦国期を経て土浦藩となる。

阿波崎城~南北朝時代に南朝方の北畠親房が転戦した古城跡です。

神宮寺城(常陸国)~南北朝時代に築城された南朝方の城で遺構が良好な状態で残っています。

古渡城(常陸国)~築城は山岡景友、後に丹羽長重が大名再スタートとなった城です。

江戸崎城~常陸土岐氏である土岐原氏が築城し約200年の統治後に、蘆名氏(佐竹氏)、丹羽長重が入封しました。

木原城~土岐氏の家臣であった近藤氏の居城と伝えられており、城主の近藤利勝の肖像画が発見されました。

平将門公本據豊田館跡~平将門誕生の地と伝わる場所、後に豊田氏の向石毛(向石下)城址となりました。

豊田城(常陸国)(常総市)~桓武平氏の豊田氏が築城、平安時代から戦国時代まで豊田郡を本拠としました。

関連記事

  1. 不摩城(秋葉城)入り口 不摩城(下野・秋葉城)について~戸矢子有綱が築城したと伝わる古城…
  2. 渋谷城の石垣のひとつ 渋谷城~都会の繁華街の片隅にひっそりと存在する古城跡~城主は渋谷…
  3. 桑名城跡 二ノ丸方向 水城 桑名城~築城の起源は永正10年、関ヶ原の戦いの後に本多忠勝が入封…
  4. 古渡城跡(常陸国) 古渡城(常陸国)~築城は山岡景友、後に丹羽長重が大名再スタートと…
  5. 赤見城(栃木県佐野市) 赤見城~藤姓足利氏である足利俊綱が平安時代末期に築城、戦国期は赤…
  6. 福光城(不言城)(物不言城) 石見・福光城(物不言城)~吉川経安の拠点で悲劇の武将である2代目…
  7. 千石墻の砦(群馬県上野村) 千石墻の砦~小幡信真の配下であった浅香播磨守重明が秩父地方の攻略…
  8. 甲斐・須沢城 甲斐・須沢城~南北朝・観応の擾乱にて落城、須沢城の悲劇として後世…



スポンサーリンク




コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 糟屋有季~糟屋(糟谷)氏の所領は伊勢原市一帯で横山党とも繋がりがあります。糟屋氏一族の城所城跡があります。 高部屋神社

ピックアップ記事

  1. 玉生城(栃木県塩谷)
  2. 安芸高木山城
  3. 亀井城(川崎 月讀神社)
  4. 鎧ヶ淵古戦場碑
  5. 延命寺地蔵堂(藤倉二階堂)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PAGE TOP