【鵜丸(うのまる)城 】
【遺構】
曲輪
【形態】
山城
【築城者】
毛利元就
【築城年代】
元亀元年
【城の説明】
鵜丸城は、温泉津港東端の岬に築かれた城です
温泉津港側から鵜丸城まで石段を登り、
登り切った処が鵜丸城となります。
鵜丸城は、港湾防衛の城であったので
港に向けて銃陣が布けるような
帯曲輪が多数設けられているとのことです。
鵜丸城の東側の郭には銃陣を敷くための
雛壇上の三段の帯郭が見られ、
当時の城としては、
かなり最新の築城技術で作られていたとのことです。
現地に行かれた方の情報ですと、
現在は城域全体が藪だらけで、
城の遺構を確認することは難しいとのことです。
けれども岬の先端に灯台が設けられており、
灯台までの道筋では曲輪の遺構などが
何とか確認することができる、とのことでした。
【築城の経緯】
鵜丸城は、元亀元年に
毛利元就が毛利水軍の拠点として
都野氏に命じて築かせたとのことです。
石見銀山と温泉津を支配下に置いた毛利氏は、
銀の積み出しや銀山での消費物資の陸揚げ等、
銀山の外港として重要な沖泊を
毛利水軍の拠点として、
鵜丸城と対岸にある櫛山城と笹島城とともに
船の監視と警護を行ったとのことです。
【交通アクセス】
【電車】
JR山陰本線「温泉津」駅⇒徒歩約15分
【車】
浜田道浜田IC~国道9号線~県道236号線
【城の駐車場】
なし。
<櫛島城>
温泉津湾の北西に位置する櫛島
(くしじま/標高38m)には、
かつて櫛山城が築かれ、
戦国時代に
毛利氏に対抗した尼子方の温泉(ゆの)氏の
居城だったといわれています。
現在はキャンプ場になっており、
そのキャンプ場の先に
城跡があるとのことです。
<駐車場>
キャンプ場の駐車場があります。
鵜丸城及び櫛島城と連携して
温泉津港の入り口の警護と監視を固めていました。
現在では道がなく、港から見るだけとなっているようです。
写真の奥の小さめの島が笹島城です。
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