【龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)】
間歩とは鉱山に設けられた
銀鉱石を採掘するための坑道のことです。
龍源寺間歩は
世界遺産・石見銀山遺跡の中で唯一、
常時公開されている坑道です。
中は冬あたたかく夏はひんやりとしています。
壁面には当時ノミで掘り進ん
だ跡がそのまま残っており、
また排水のため垂直に100mも
掘られた竪坑も見ることができ、
石見銀山絵巻等の展示もあるなど、
当時の石見銀山の姿を体感できる場所です。
【開発と閉山】
龍源寺間歩は江戸時代中頃に
開発されたもので、長さは600mに及びます。
大久保間歩に次ぐ大坑道で、
良質の銀鉱石が多く掘り出されました。
閉山したのは昭和18年といわれており、
約230年もの間、
間歩の開発が行われました。
【アジア初の鉱山遺跡として世界遺産に登録】
石見銀山遺跡は、2007年に
鉱山遺跡としてはアジアで
初の世界遺産に登録されました。
【石見銀山の間歩】
石見銀山には大小合わせて
600以上の間歩があり、
龍源寺間歩はその中でも
代官所の直営だった大坑道のひとつでした。
ひんやりした坑道は大久保間歩の次に長く、
全長は約600mあります。
通り抜けコースとなっている坑道は、
途中から新しく開削した
栃細谷新坑(とちばたけしんこう)を通って
出口に向かいます(全長約273m)。
【所在地】
〒694-0305 島根県大田市大森町ニ183
【問合せ先】
大田市観光振興課
TEL:0854-82-1600
【営業時間】
<3月1日~11月30日>
午前9時~午後5時
<12月1日~2月28日>
午前9時~午後4時
【定休日】
1月1日
【利用料金】
大人:410円(310円)
小人:210円(150円)
※( )内は20名様以上の団体料金
※小人は小学生以上中学生まで 幼児は無料
【交通アクセス】
●JR山陰本線「大田市」駅から石見交通バス
(大森・大家線/石見銀山(大森)方面約30分⇒
大森下車、徒歩約40分
【駐車場】
なし
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