城跡

鵜丸城(うのまる)・温泉津~当時の最先端技術で築城された毛利水軍の拠点~櫛島城と笹島城と連携。

鵜丸城 温泉津



スポンサーリンク



【鵜丸(うのまる)城 】

【所在地】
699-2501 島根県大田市温泉津町温泉津

【遺構】
曲輪

【形態】
山城
【築城者】
毛利元就

【築城年代】
元亀元年

【城の説明】
鵜丸城は、温泉津港東端の岬に築かれた城です 
温泉津港側から鵜丸城まで石段を登り、
登り切った処が鵜丸城となります。 

鵜丸城は、港湾防衛の城であったので
港に向けて銃陣が布けるような
帯曲輪が多数設けられているとのことです。
鵜丸城の東側の郭には銃陣を敷くための
雛壇上の三段の帯郭が見られ、
当時の城としては、
かなり最新の築城技術で作られていたとのことです。

現地に行かれた方の情報ですと、
現在は城域全体が藪だらけで、
城の遺構を確認することは難しいとのことです。
けれども岬の先端に灯台が設けられており、
灯台までの道筋では曲輪の遺構などが
何とか確認することができる、とのことでした。

【築城の経緯】 
鵜丸城は、元亀元年に
毛利元就が毛利水軍の拠点として
都野氏に命じて築かせたとのことです。 
石見銀山と温泉津を支配下に置いた毛利氏は、
銀の積み出しや銀山での消費物資の陸揚げ等、
銀山の外港として重要な沖泊を
毛利水軍の拠点として、
鵜丸城と対岸にある櫛山城と笹島城とともに
船の監視と警護を行ったとのことです。

【交通アクセス】
【電車】
JR山陰本線「温泉津」駅⇒徒歩約15分

【車】 
浜田道浜田IC~国道9号線~県道236号線
【城の駐車場】
なし。

<櫛島城>
温泉津湾の北西に位置する櫛島
(くしじま/標高38m)には、
かつて櫛山城が築かれ、
戦国時代に
毛利氏に対抗した尼子方の温泉(ゆの)氏の
居城だったといわれています。
現在はキャンプ場になっており、
そのキャンプ場の先に
城跡があるとのことです。

<駐車場>
キャンプ場の駐車場があります。

<笹島城(ささじま)(笹島砦)>
笹島城(砦) 温泉津

鵜丸城及び櫛島城と連携して
温泉津港の入り口の警護と監視を固めていました。
現在では道がなく、港から見るだけとなっているようです。
写真の奥の小さめの島が笹島城です。

石見城~世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」、芋代官「井戸平左衛門正明」とは?

山吹城 ・石見銀山遺跡に登録の城跡~石見銀山の利権で大内氏・尼子氏・毛利氏が争奪戦を繰り広げた要害山城

五百羅漢(世界遺産)・羅漢寺 (大田市) ~「石見銀山遺跡とその文化的景観」

石見銀山世界遺産センター~「石見銀山遺跡とその文化的景観」

温泉津温泉(ゆのつおんせん)~世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」

掛戸松島 ・尼子水軍の拠点として、石見銀山を結ぶ交通の要衝。

熊谷家住宅 ~世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つ

石見銀山資料館~大森代官所跡・世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つ

龍源寺間歩 ・世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の構成資産の一つ

石見銀山の歴史・日本最大の銀山~世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」

満願寺城・松江~城主の湯原春綱は毛利水軍の将、目の前には宍道湖が広がります。

関連記事

  1. 花輪城址公園 花輪城~小金城の支城として~高城氏の滅亡と共に役割を終える
  2. 福正寺(武蔵村山城)山門 武蔵・村山城~福正寺の境内は武蔵七党・村山党の城跡・推定地、最後…
  3. 岡豊城 長宗我部元親像 岡豊城跡~四国を統一した長宗我部氏の本拠地の城~
  4. 神梅城(深沢城)址・本丸 神梅城跡~阿久沢氏の居城~山間にあった城と集落、上杉謙信、小田原…
  5. 新宮城跡 新宮城~源行家の姉の丹鶴姫が住んでいた地、続日本100名城で国の…
  6. 熊野城跡(島根県) 熊野城~尼子十旗のひとつで月山富田城の防衛の要
  7. 三笠山城跡 島根 三笠山城・島根県~尼子十砦~山中鹿介が祈った三笠山の月の場所。
  8. 修善寺城跡 修善寺城~南北朝時代の関東管領及び伊豆守護であった畠山国清の乱



スポンサーリンク




コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 熊野城~尼子十旗のひとつで月山富田城の防衛の要 熊野城跡(島根県)

ピックアップ記事

  1. 大胡城跡 本丸へ
  2. 源頼朝と北条政子の像
  3. 報国寺 竹の庭
  4. 延暦寺 境内 階段
  5. 西尾城址(三河国)
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PAGE TOP