【金谷城】
金谷城は上総・安房の国境にあり、
里見氏の内訌において
当主である里見義豊に誅殺された
里見実堯が当時在城していたと
考えられている城です。
その後、里見実堯の嫡男である
里見義堯が北条氏と結んで
里見義豊を討ち、里見氏の当主となりますが、
のちに里見氏と小田原北条氏が
手切れになりますと、
戦略上の重要性からたびたび
小田原北条氏に侵攻されました。
天正5年(1577年)に
里見義弘が小田原北条氏と和睦したのちに
廃城になったと考えられています。
現在城址はスポーツ施設
「TJKリゾート金谷城」の敷地となっており
立入ることはできません・・・。
【縄張形態】
山城(海城)
【標高(比高)】
118m( 108m )
【築城主】
里見氏
【築城年】
15世紀後半
【主な城主】
里見実堯、正木時忠、正木淡路守
【遺構】
土塁、堀、井戸
【交通アクセス】
(電車)
JR内房線「浜金谷」駅から徒歩10分
(車)
館山自動車道「君津」ICから40分
【所在地】
〒299-1861 千葉県富津市金谷4111−1
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