【最誓寺】
宝珠山最誓寺(さいせいじ)。
創建は鎌倉時代初期で、
江間小四郎と八重姫の発願により
開基されたと伝えられております。
源頼朝との間にもうけた千鶴丸を
八重姫の父親である伊東祐親に
よって殺され、
その菩提を弔うために建立されたとのことです。
その時の寺の名前は西成寺で真言宗であったそうです。
慶長元年(1596年)に宗銀が曹洞宗に改修し、
その時に寺号も最誓寺(さいせいじ)と改めたそうです。
本尊は阿弥陀如来で、
八重姫が奉納した千鶴丸地蔵菩薩像が
安置されているそうです。
境内には伊東家のお墓があります。
この伊東家のお墓は元々東光寺にあったそうです。
その東光寺は伊東氏の衰えと共に、
江戸時代末期には廃寺となり
一族の宝篋印塔や五輪塔などが
東林寺を経て最誓寺に移されたそうです。
五輪塔10基あります。
伊東家の墓は伊東の歴史を語る貴重なものとして
昭和34年(1959年)に伊東市指定史跡に指定されました。
境内にある大ソテツ(推定樹齢600年)も
伊東市指定天然記念物に指定されました。
【伊東七福神】
寿老人
頭の長い、短身の老人。
つえ、うちわを持ち、鹿を連れています。
長寿を授ける神様とのことです。
【所在地】
〒414-0032 静岡県伊東市音無町2−3
【交通アクセス】
JR「伊東」駅より徒歩15分程度。
音無神社の道路1本隔てたお隣です。
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