史跡・城跡

土屋右衛門昌続とその屋敷跡~武田24将の一人で武田信玄死後3年間遺体を隠した場所とのことです。

土屋右衛門昌続屋敷跡



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【土屋右衛門昌続】 

武田氏の譜代家老で、
もとは金丸(かなまる)平八郎と称していました。
西郡の豪族金丸虎義(とらよし)の次男で、
武田信玄の奥近習6人に選抜されました。
永禄4年(1561年)9月の
川中島の戦いでは、本陣の武田信玄を
警固して動じなかった ことから、
名族土屋氏の名跡を
与えられたということです。
永禄10年(1567年)のころより、
武田信玄の側近として、
また奉行 として頭角を現します。
特に今川攻めで活躍しました。
また武田氏と、里見・太田氏など
関東の大名との外交交渉も担いました。
元亀元年(1570年)に右衛門尉に任命され、
百騎を預かる侍大将に取り立てられました。

土屋昌次は武田24将のひとりに数えられています。
22歳にして50騎を預けられ侍大将に昇進した勇将です。
第四次川中島の合戦の時には、
初陣でかつ17歳ながら
武田信玄の側近として常に
武田信玄の側にいて上杉謙信
一騎討ちに立ち会ったとされています。
武田信玄の病歿に際して殉死しようとした際、
高坂昌信に説得されて思い止まったということです。

天正3年(1575年)の長篠の合戦で戦死しました。
長篠・設楽ヶ原の合戦で織田・徳川軍が
武田軍の突撃を防ぐために
築いた木柵にしがみ付き、
それを引き倒そうとしましたが
鉄砲の集中砲火を浴びて
戦死したといわれています。
その跡は、実弟である惣三(惣蔵)昌恒が継いでいます。

【土屋右衛門昌続屋敷跡】 
1573年に武田信玄が死去すると、
その遺言を守って武田勝頼
遺骸を密かに隠して3年後に荼毘に附したとのことです。
その場所が土屋昌次邸宅であったということです。
それから200年後の1779年に
甲府代官の中井清太夫がここを発掘し、
武田信玄の石棺を発見し、幕府に届け、
武田信玄の墓所に定められたということです。
武田信玄の菩提寺である恵林寺の住職であった
名僧・紹川国師はその日記で上記の内容を著しております。
ただし、武田信玄の遺骸がどうなったのかは
諸説あり明確には分かってはいません。

土屋右衛門昌続屋敷跡

【所在地】
〒400-0014 山梨県甲府市古府中町6005−6

【駐車場】
ありません。
付近は閑静な住宅街です。

武田信玄~風林火山の軍旗のもとに、戦に明け暮れ駆け抜けていった53年の人生でした。

躑躅ヶ崎館(武田氏館跡)~武田信虎が築城し、信玄、勝頼と3代続いた戦国大名武田氏の中心地です。

甘利氏館と扇子平山城~甘利氏は甲斐源氏で、戦国時代には武田家臣の譜代家老を務めました。

湯村山城~躑躅ヶ崎館の西の守りの詰めの城として武田信虎が築城しました。

積翠寺にある武田信玄公産湯の井戸跡と背後の要害山城、続日本100名城です。

土屋惣蔵昌恒~出自は金丸氏で武田家最後の家臣にて忠臣、子供は大名になります。

山本勘助晴幸屋敷~隻眼・片足不自由だが摩利支天のようだと称えられた軍師の屋敷跡。

大乗院~土屋氏屋敷跡、土屋宗遠を祖とする土屋氏は北条氏・足利氏・武田氏・北条氏政・徳川家に仕えました。

尾附城 ~山中衆の土屋山城守高久が築城、武田の武将小幡氏の重臣である熊井土氏の配下です。

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