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伊平次とは【麒麟がくる】国友鉄砲鍛冶

伊平次




伊平次(いへいじ)は、2020年NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にて登場する鍛冶職人(鍛冶屋)で、俳優の玉置玲央(たまおき-れお)さんが演じられます。
真田丸のときに、玉置玲央さんは、織田信忠を熱演されておられました。
さて、伊平次は、もともと、現在の岐阜県関市にあたる、関の鍛冶屋だったと言う設定で、近江の国友村に流れていき、そこで鉄砲を作りを始めた鉄砲職人となります。
子供の頃には、明智光秀との面識もあったと言うのが大河ドラマでの設定です。
史実において、国友(くにとも)や京の本能寺は、堺や、根来寺と同じく「鉄砲」を製造していた場所となります。
そして、長谷川博己さんの明智光秀は、伊平次に接触しようと行動します。





近江・国友での鉄砲製造は、1544年に、室町幕府の将軍・足利義晴が、見本の銃を国友に送って、製造させたのが始まりと伝わります。
ポルトガル船が難破して、鉄砲が種子島に伝来したのが1543年ですので、その翌年には国友で鉄砲が作られていたと言う事になります。
管領・細川晴元が、国友村を訪れて、国友善兵衛、藤九左衛門、兵衛四郎、助太夫らに鉄砲づくりを命じたともあります。

ただし、多くの戦国大名らは、最初、鉄砲を実戦での武器として運用するのは難しいと考えました。
1発を発射するのに、約15秒も準備が必要なうえ、もちろん命中するかどうかは、別問題です。
弓矢のほうが、3~5秒に1本打てるため、まだ有効だと考えました。
でも、籠城戦となった場合、守備側が鉄砲で迎撃するのは、弾込めの時間も稼げることから有効だと判断する武将もいたようです。

火縄銃を人間に命中させる有効射程距離は50mとされます。
弓矢は狙って命中させる有効射程距離は30mとされますので、弓よりは鉄砲のほうが命中率は良かったようです。
また、鉄砲ですと、甲冑を着た武者でも、貫通能力がありますのでね。
ただし、撃てる回数が少ないのがネックでした。





ところが、1549年には、織田信長も500丁もの鉄砲を国友から仕入れました。
500挺も、まとめて作らせていたと言う事は、織田信長は早くから、鉄砲を合戦で使用する事に、目を付けていたとも考えられます。
もちろん、高価な最新兵器を、大量に購入できるだけの経済力も尾張にはあったと言うとこが言えます。

また、関ヶ原の戦いの頃になると、全世界にある鉄砲の約70%を日本が生産・所有していたとされます。
すなわち、戦国時代による必要性に迫られて、日本は大量の最新兵器を持っていた訳ですね。
それだったら、極端な話、世界征服も夢ではないように感じますが、日本は、海に囲まれているため、とにかく「補給」が困難です。
朝鮮攻めでも充分に補給できず、豊臣秀吉は敗れました。
太平洋戦争でも前線への補給ができず、日本兵戦没者の約60%(140万人)の死因は餓死です。
よって、戦争に負けないためには、兵器や兵力も重要ですが、日本の場合、最も大切なのは「補給」(食料含む)と言えるでしょう。





話がそれてしまいましたが、江戸時代に入ると大砲の製造も本格的となって最盛期に、大坂の陣を迎えます。
しかし、平和な世の中になると、国友の鉄砲鍛冶の仕事はめっきり減り、鉄砲生産だけでは食べて行けなくなったそうです。
実際問題、人間を殺傷する道具は、無いほうが良いに決まっています。
しかし、今日、日本を取り巻く国際環境においても、隣国が戦力を増強している以上、日本も防衛力強化に迫られているのが現状です。

今後、平和な世の中が続くためにも、ひとりひとりが、武器や戦争から目をそらさずに、真剣に「世界平和」のために、何ができるのか?を、考えて行く必要があるのではないでしょうか?

攻めてくる敵がいる以上、対処できなければやられてしまう訳です。
攻撃を受けないためにはどうすればよいのか?と考えますと、最新の強い兵器を敵よりもたくさん持っていれば、攻撃を受けにくいと言う「抑止力」も働き、結果的に平和が続きやすいです。
その平和な世をもたらすと言う「麒麟」と言う題材にもなっている大河ドラマは、ほんと考えさせられますね。

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