【乙丸(おとまる)】
2024年NHK大河ドラマ
「光る君へ」の公式サイトによりますと
まひろの従者。
まひろに振り回されながらも付き従っている。
とあります。
矢部 太郎(やべ たろう)さんが
演じられます。
藤原道長に仕える百舌彦とは異なり、
あくまでも女性に仕えるのですから
こちらはおだやかであろうと思います。
【平安時代の女性の生活】
そこで平安時代の女性(貴族)に関して
少々調べてみました。
平安時代の女性(貴族)は、
結婚後、様々なことを夫に相談し
世話をしていました。
夫も妻に相談していたようです。
食事の世話も行っていましたが
もちろん食事を実際に作っていたのは
妻ではなく、侍女や従者に指示をしていました。
よって、家の中に従者がいたのは
貴族であるならば当然であったようです。
また夫が宮中で纏う服を仕立てたり、
ほつれを直したり、
香を用いて香りを付けたりと
服の世話を行っていたとのことです。
また、服を独自の色に染め上げて
夫を演出するのも
妻の役割であったとのことです。
これら服飾についても、
妻が行う、というよりは
妻はその指示役であり、
実際に作業を行っていたのは
家人として仕えてた侍女や
従者だったのかもしれませんね。
平安時代の貴族社会では、
女性が外出する事は
滅多になかったとのことです。
まあ、きっとまひろさんは好奇心旺盛で
子供時代は外に出ていたのでしょう。
ボディガードとして
付き従っていたのかもしれませんね。
信頼されていたのでしょう。
そんな設定だと思います。
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【連絡手段は文通】
貴族の恋愛の連絡手段は
もっぱら文通でした。
まずは本人に直接会う前に
主に文通・手紙で
やり取りしていたとのことです。
その手紙の受け渡しに侍女や従者が
活躍したことでしょう。
中には女性側は手紙を侍女に代筆させたり、
意図的に連れない返事を出し、
届けさせる事で
相手の男性の試す事が
多かったということです。
乙丸さんはそうした類の業務は
苦手だった・・そもそも
「まひろ」さんは
頼まなかったのだと想像します。
まひろと乙丸の間には
ほのぼのとした空気がまとっている・・
そんな人物設定なのかもしれません。
【平安時代の女性の身分】
下級貴族の経済事情では
従者をやとうのは中々大変だったようです。
そして平安時代の女性の身分は、
親の身分によって決められていました。
宮中の女性の立場は
状況によって移ろいやすかったのでした。
貴族といえども決して
身分が保証されたものではなかったとのことです。
実際に「更級日記」に
遊女(あそびめ)の話が出て来るとのことです。
遊女の中には貴族出身の者もいた・・と
想像できてしまいます。
最も、平安時代の遊女とは
芸能民に近い存在であったとのことです。
紫式部~世界最古の長編小説とされる「源氏物語」を執筆した女流小説家で平安時代きっての才女。
藤原為時~漢詩の才能に長け、人格形成で紫式部に影響を与えたとされており、子らに先立たれる。
ちやは(藤原為信の娘)~紫式部の生母、藤原為時との間に一男二女を授かりますが若くして亡くなります。
藤原惟規~紫式部の兄弟で和歌の才能があったが、越後にて父より先に亡くなる。
藤原宣孝~性格も女性関係も華やかで20歳以上も年上であった紫式部の夫。
大弐三位(紫式部娘・藤原賢子)~母からは和歌や文才を、父からは明朗で自由快活な気性を受け継ぎ、行動力溢れ長寿を全うしました。
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