【太平寺】
大平寺(たいへいじ)とは那須烏山市滝にある
天台宗の寺です。
山名は瀧尾山。
川口松太郎の小説「蛇姫様」の
モデルとなった「於志賀姫」の
墓で知られる寺院です
太平寺の創建は、西暦803年にさかのぼります。
征夷大将軍も務めた坂上田村麻呂が、
蝦夷討伐の大願成就を祈願し、
この地に堂宇を建立したのが
始まりであると伝えられています。
その後、嘉祥元年(848年)に
最澄や空海とともに
入唐八家の1人に数えられる僧侶である
慈覚大師円仁が開創した古刹といわれています。
この円仁は日本で初めて
大師号を賜ったとされる高僧で、
現在の栃木県壬生町の生まれであるとのことです。
その後は、烏山城主を務めた
那須氏によって篤く信仰され
江戸時代に入ってからは
烏山に入部した大久保氏の菩提寺となりました。
【境内】
23段の石段上にある境内に
風格ある豪壮な仁王門が建立されています。
この仁王門は、「龍門の滝」の中段にある
男釜から出現した大蛇が
七巻き半したと伝承されている山門とのことです。
またこの山門にかかる大草鞋の奉納は、
足腰・旅路の祈願とされています。
江戸時代中期頃の作と伝えられている
迫力ある「仁王像」が仏門を守護しています。
位牌堂横の巨樹は、樹齢200年余であるそうです。
「太平寺のカヤ」で、
栃木県名木百選にも認定されています。
春にはカタクリの群生、夏は新緑、秋は紅葉、
冬は雪景色と四季を楽しめます。
【文化財】
那須烏山市公式サイトの
情報であるとのことです。
<木造 千手観音菩薩立像>
(県指定文化財)
<天蓋>
(県指定文化財)
<太平寺仁王門>
(市指定文化財)
<木食上人像>
(市指定文化財)
<二十八部衆像及び風神・雷神像>
(市指定文化財)
<仁王像>
(市指定文化財)
<透し彫嵌込み扉>
(市指定文化財)
<烏山藩主大久保家累代位牌>
(市指定文化財)
<阿弥陀堂の千体仏>
(市指定文化財)
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【交通アクセス】
(電車)
烏山線「滝」駅徒歩約5分
(車)
北関東自動車道「宇都宮上三川」ICより
約50分
【所在地】
〒321-0633 栃木県那須烏山市滝395
【近くの観光名所】
龍門の滝
あわせてどうぞ
【駐車場】
<1>
龍門の滝 駐車場
<所在地>
〒321-0633 栃木県那須烏山市滝241
普通車20台は駐車できそうです。
江川沿いにあります。
トイレあり。
<2>
龍門ふるさと民芸館
<所在地>
〒321-0633 栃木県那須烏山市滝414
普通車25台程度
<営業時間>
午前9時~午後4時
(龍門カフェ午前10時~午後3時)
<休業日>
毎週火曜日(祝日のときは翌日)、年末年始
<料金>
入館無料
きれいなトイレがあります。
滞在所要時間:15分程度より
烏山城~下那須氏が築城した北関東有数の巨大城郭で国の史跡、蛇姫伝説があります。
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多功城~宇都宮氏の一門である多功氏の居城で宇都宮城の南方防衛でした。
上三川城~多功城と共に宇都宮城の南方の防衛の支城で現在は城址公園です。
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