【大福寺(崖観音)】
切り立った崖の中腹に張り付くように
建つ観音堂は船形のシンボルとして
昔から篤い信仰を集め
「崖の観音」の名で親しまれています。
観光地としても有名で
観音堂からの眺めは,
城山公園とともに
館山市屈指の絶景スポットと
なっているとのことです。
なお、大福寺は
安房国札三十四観音霊場の
第三番に指定され、
丑歳と午歳には多くの参拝客が
訪れるとのことです。
養老元年(717年)に
行基(668~749年)が
東国行脚の折に神人の霊を受け、
地元漁民の海上安全と豊漁を祈願して、
山の岩肌の自然石に
十一観世音菩薩を彫刻したと伝えられています。
この十一観世音菩薩(磨崖仏)(まがいぶつ)は
県内最古の磨崖仏とされており、
館山市文化財に指定されています。
御朱印は本堂右側の納経所で頂けるとのことです。
<磨崖仏>
磨崖仏(まがいぶつ)は、石仏の一種で、
自然の岩壁や露岩、
あるいは転石に造立された仏像です。
摩崖仏とも表記されています。
石で仏像を造立することは
アジアの仏教圏で広く行われていました。
日本の磨崖仏の造立開始時期は
奈良時代又は平安時代初期まで
さかのぼるといわれています。
平安時代後期から鎌倉時代に
かけて盛んに造立され、
分布も九州地方、近畿地方、関東地方、
北陸地方、東北地方に広がっていきました。
中でも大分県には
全国の磨崖仏の6~7割が
集中しているといわれています。
【所在地】
〒294-0056 千葉県館山市船形835
【交通アクセス】
(電車)
JR内房線「那古船形駅」より約1.2km
徒歩約15分程度。
(車)
「富浦」ICから車で5分程度。
【駐車場】
参拝者用の駐車場があります。
【トイレ】
参拝者用の駐車場内にあります。
所要時間:20分~
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