2020年(令和2年)のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、京都の医者として堺正章さんが演じる望月東庵と、その医師を手伝っている戦災孤児の女性として駒(こま)が登場します。
役どころとともに実際に実在した人物だったのか?などを検証してみました。
望月東庵
望月東庵(もちづきとうあん)は、ドラマに登場する架空の医師のようで、実在した人物ではない模様です。
腕が良いのか、ヤブ医者なのか?、よくわからない設定のようです。
小見の方の診察をするため、美濃に同行するなど、ドラマでは重要な役でして、生涯にわたって明智光秀を導いて行きます。
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もしかしたら、吉田兼見とも繋がって行くのかもしれませんね。
駒
駒(こま)と言う女性は、女優の門脇麦さんが演じられます。
明智光秀が京にて出会う娘(15歳)であり、医師・望月東庵の助手をつとめていると言う設定です。
戦災孤児で、伝説のいきもの「麒麟」(きりん)存在を信じていると言います。
幼い頃に両親を亡くした火事で、大きな手の武将に助け出されたと言いますが、今後の展開からすると、その助けた武将は、明智光秀の父・明智光綱の可能性があるような雰囲気です。
また、駒と言う女性は、伊呂波太夫がいた、旅の一座にも世話になっていた時期があったようです。
この「駒」と言う女性もドラマ上での架空の人物・フィクションと考えられます。
のち、芳仁と言う老人から薬の作り方も教わります。
なお、明智光秀は、明智煕子(明智煕子)と結婚するまえに、京にいた女性に子供を産ませたとする説があります。
その女性は側室にもなっていない未婚の母となった訳ですが、その子を宿す女性が、この「駒」と言うことなのかも?しれませんでしたが、最初の数話を拝見する限り、その説に関する情勢では無いようです。
菊丸
菊丸(きくまる)は、明智光秀(長谷川博之さん)が美濃にて出会った三河出身の農民と言う設定です。
野盗に捕まっていたところを、明智光秀が助けるようです。
その後、神出鬼没的にあらわせては、諸国の情報をもたらし、常に明智光秀の危機を助けると言うことで、忍者のような人物なのかな?と感じますが、ただの農民と言う設定のようです。
しかし、わざわざ三河出身としていることから、あとあとまで明智光秀に絡んでくるものと存じます。
もしかしたら、ドラマでは、明智家の家臣として迎える可能性もあるでしょう。
と考えますと、素性がイマイチよく判明していない、重臣・明智秀満(明智左馬助)などになるのかもわかりません。
明智秀満は、忠実な家臣のひとりですのでね。
ただ、その後、明智秀満は配役が間宮祥太朗さんと発表されましたので、可能性は無くなりました。
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他にも下記のような可能性があります。
明智光秀は浪人していたときに、三河・牛久保城の牧野右近大夫に仕えたことがあったとされます。
このとき、同輩の中野某と仲が良かったようで「将来、わしが一国一城の主になった暁には是非城代としてお迎えしたい。貴殿のほうが出世していたら、そなたの家臣になろう。」とお互いに約束したと言います。
そして、明智光秀が丹波40万石となったときには、約束通り、この中野さんを丹波・亀山城主にしたとも伝わります。
この中野某(某と言うのは「ぼう」と言う事で名前が分からないと言う意味)と言う人物が、菊丸と言う事なのかも知れません。
ちなみに、菊丸で出演するのは、ナイナイの岡村隆史さんです。
チコちゃんに叱られるでもNHKさんと縁がありますし、2019年12月も紅白に何らかの形で出場、間違いなしですね。
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まぁ、このように、脚本は大河ドラマ「太平記」を担当した池端俊策さんによるオリジナル作品とも言えます。
ただし、大河ドラマの原点に戻って、しかも4Kにて撮影すると言う事ですので、とても楽しみなところです。
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