【聖眼寺】
高野山真言宗寺院の聖眼寺は、東寶山觀音院と号します。
聖眼寺は、天台寺門宗の宗祖である
智證大師円珍が創建したと伝えられ、
清譽(文永5年1268年寂)が
中興開山したとのことです。
この地は安達盛長屋敷跡ともいわれています。
この厚木市三田は安達盛長の所領地でした。
そのあとは足利尊氏の所領となったとのことです。
中津川の西岸の丘陵部の東側傾斜地に当たり、
鎌倉期の屋敷地としてはよくある地勢とのこと。
遺構はなく、境内には安達藤九郎盛長とも、
足利尊氏ともいわれている墓とされる
宝篋印塔と観音堂があるだけです。
観音堂の中には足利尊氏の位牌があります。
ちなみに宝篋印塔は
厚木市でもっとも古いものであるそうです。
観音堂内にある足利尊氏公の位牌と
同じ年号に作られたものとのことです。
尚、傾斜地の上部に古い祠があります。
【所在地】
〒243-0211 神奈川県厚木市三田3123
【駐車場】
お寺の駐車場はなく、
上三田自治会館の駐車場があります。
聖眼寺周辺の道は大変狭いです。
【目印】
上三田自治会館入口の看板
華厳山 金剛寺(厚木市飯山)、創建は空海で平安時代前期です。伝安達盛長の五輪塔があります。
安達盛長~源頼朝を流人時代からの側近で生涯に渡って支え続け厚い信頼を得た人物。
足利公方邸跡(鎌倉)、鎌倉時代初期に足利義兼が構えた屋敷は足利尊氏も住みやがて激動の室町時代を迎えます。
この記事へのコメントはありません。