【尾張・大草城】
大草城(おおくさじょう)は、
尾張国知多郡大草
(現在の愛知県知多市大草)にあった日本の城です。
知多半島の伊勢湾側の北部にある平城です。
佐治氏の本拠である大野城とは
矢田川を挟んで北に位置しています。
城址は現在は整備されて「大草公園」となり、
本丸に模擬天守風の展望台が作られています。
【築城主】
織田長益
【主な城主】
織田氏・山澄氏
【遺構】
堀、曲輪、土塁
水堀、空堀
櫓台跡
【再建造物】
模擬天守
平山城である大野城の模擬天守の
展望台からは
大草城の全景が展望できます。
大草城址の模擬天守・展望台からは
よく晴れた日には伊勢湾、
伊吹山まで見えるとのことです。
もちろん、大野城址も見えます。
公園内も散策出来ますが、夏場は蚊が多く、
冬の時季をお勧めします。
【歴史】
尾張水軍を統べる
大野城主佐治氏の当主が
伊勢長島で討死し、
嫡男が幼年のため後見人として
織田信長の弟である織田長益(有楽斎)が
入城することになりました。
天正9年に新たな城郭の築城に着手します。
堀、石垣は完成、館や天守を建造中に
本能寺の変が発生し中断し、
そのまま幻の城となりました。
後に尾張藩政期に
この地を治めた山澄氏が
城跡を保護したため、
現代までほぼ完全な形で
土塁や水堀が残りました。
現在は本丸と二の丸の周囲の土塁や
お堀がほぼ当時の形のまま残っています。
知多市が大草公園として整備し、
本丸跡に天守閣を模した展望台が
設置されました。
【交通アクセス】
名鉄常滑線「新舞子」駅下車、南に徒歩で約10分。
大草公園駐車場あり。
模擬天守の1階には
男女別の推薦トイレがあります。
大草城に関連する歴史の説明が
複数あります。
【所在地】
〒478-0035 愛知県知多市大草東屋敷118−4
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