城跡

徳次郎城(宇都宮市)~宇都宮氏家臣の新田徳次郎昌言が日光山僧兵対策で築城。

徳次郎城(宇都宮市)



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【徳次郎城】

徳次郎城(とくじらじょう)は、
現在の栃木県宇都宮市徳次郎町にあった
中世の日本の城です。
徳次郎城 案内説明板

【別名】
御城山

【城郭構造】
平城

【築城主】
新田徳次郎昌言

【築城年】
不詳
天正年間

【主な城主】
新田氏

【廃城年】
慶長2年(1597年)

【遺構】
土塁、堀、曲輪

【指定文化財】
市指定史跡

【城の役割と目的】
徳次郎城は、小田原北条氏と手を結んで
宇都宮侵攻を企てる日光山僧兵の動きを
封じるために、戦国時代に
宇都宮国綱の家臣であった
新田徳次郎昌言によって
築かれたと云われている平城です。
宇都宮氏は徳次郎城から北方へ
日光街道に沿った6kmいう短区間に、
下横倉城、寅巳山城、石那田城、
猪倉城と過剰なほど支城を
建設しているのですが、
真の目的は篠井金山を
守るためだったという説も
あるとのことです。
徳次郎城(宇都宮市)

【廃城】
新田義定が城主であった
慶長2年(1597年)、
宇都宮氏の改易にともない
廃城になったと思われます。
現在城址には土塁や
二重空堀などの遺構を
確認することができるとのことです。




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【城の構造】
徳次郎城は、田川の西岸に造られた
平城です。
現在残されている遺構は東西160m、
南北320m程度の長方形の縄張りです。
城跡の東側を田川が流れ、
田川の段丘上に構築されていました。
全部で5つの曲輪から成り、
それぞれの曲輪間は幅10m、
高さ4m以上の空堀で分けられていました。
さらに本曲輪の周囲には
空堀に加え土塁が構築され、
さらに北側と東側の空堀は
二重に巡らされていました。

【交通アクセス】
(電車)
東北新幹線「宇都宮」駅西口8番乗り場から
関東自動車バス
52「石那田」 行き
もしくは
56「篠井ニュータウン」「JR日光駅」 行きに乗り
「中徳次郎」バス停下車、徒歩5分程度。
(車)
日光宇都宮道路「徳次郎」ICから約5分
東北自動車道「宇都宮」ICから約8分

<目印>
国道119号線沿いにある
料理屋「せとうち(瀬戸内海)」横の道入ります。
信号あり。
徳次郎城への道
<所在地>
〒321-2116 栃木県宇都宮市徳次郎町123

【徳次郎城・所在地】
〒321-2116 栃木県宇都宮市徳次郎町129

【駐車場】
専用の駐車場はありませんが、
入り口付近に1台程度停車できる
スペースはあります。

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