【西山御殿(西山荘)】
西山荘(せいざんそう)は、
日本の茨城県常陸太田市にある
水戸藩2代藩主である徳川光圀の隠居所でした。
国の史跡及び名勝に指定されています。
<突上御門>
西山御殿(西山荘)の表門です
周囲の木立に合わせて
徳川光圀公が考案された簡素な門で、
昼は扉を突上げておきます。
<通用門>
この門は家臣や近所の領民が出入りした
西山御殿(西山荘)の裏門になります。
裏門「通用門」が表門「突上御門」より
立派に作られています。
領民たちを大事にしていた
徳川光圀公の人柄が表れています。
【西山御殿(西山荘)について】
元禄3年(1690年)に建設され、
隠居した徳川光圀が同4年(1691年)から
同13年(1700年)に
亡くなるまで過ごしました。
徳川光圀はここで歴史書「大日本史」の
編纂に尽力しました。
当時の建物は文化14年(1817年)の
野火によって焼失し、現存するのは
文政2年(1819年)に
8代藩主・齊脩によって再建されたものです。
現在は、水戸徳川家伝来の
歴史的資料を保存している
公益財団法人徳川ミュージアムが管理し、
一般公開しています。
建物は茅葺平屋建て、
内部は粗壁のままという質素なもので、
華美を嫌った徳川光圀の人となりを
伝えるものとなっています。
入口には徳川光圀が紀州から取り寄せ、
移植した熊野杉が天を覆っています。
建物は茅葺き平屋建て、
内部は粗壁のままです。
どの部屋にも装飾はなく、
書斎も丸窓だけの
三畳間と質素な佇まいです。
また、園内には当時の
守護役の侍の居宅を復元し、
資料館として徳川光圀ゆかりの品などを
展示しています。
中に入ると説明の音声が流れます。
「光圀公」に扮した声色ですが、
等身大の人形も展示されており、
ビビりの自分はどきっとしてしまいました。
園内は春の梅、夏の新緑、秋の紅葉、
冬の雪景色など、
季節ごとに異なった表情が楽しめます。
自然豊かでどこか懐かしい
里山の風景が広がっています。
【電話】
0294-72-1538
【駐車場】
100台(大型可)
無料です。
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【開荘】
午前9時~午後4時
(入荘は閉荘の30分前まで)
【休館日】
年中無休
(※ただし大雨・強風等の悪天候の場合、
臨時休業になる場合があります。)
【入館料(税込)】
<大人>
1500円
団体30名以上:1400円
<子供>
900円
団体30名以上:800円
【交通アクセス】
(電車)
JR常磐線
特急で上野 ~ 水戸・約70分
JR水郡線にのりかえ
水戸 ~ 常陸太田・約40分
※電車の本数は少ないです。
常陸太田駅 からタクシーで約5分
(車)
常磐自動車道で東京(箱崎)⇒
日立南太田インター約90分
日立南太田インター⇒
西山御殿 約30分
徳川ミュージアムより 車で約1時間
大洗海岸より 車で1時間
袋田の滝より 車で約40分
【所在地】
〒313-0007 茨城県常陸太田市新宿町590
【トイレ】
駐車場に男女別の水洗トイレがあります。
【お土産店・食事処】
あります。
品数もあります。
<西山の里 桃源>
<所在地>
〒313-0007 茨城県常陸太田市新宿町576
TEL 0294-73-1300 FAX 0294-73-1301
西山御殿(西山荘)は
「西山の里 桃源」及び
「西山の里庭園」の先にあります。
滞在所要時間:40分~
水戸城~馬場氏が平安時代に築城し、江戸氏、佐竹氏が居城、その後は御三家・水戸徳川家の居城になりました。
龍門の滝~大蛇伝説に相応しい壮観な滝で、列車と大滝が一緒に撮影できる貴重なスポットです。
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