鎌倉殿の13人

指月殿~伊豆で最古の木造建築~北条政子が我が子である源頼家の菩提所として建立。

指月殿



スポンサーリンク



【指月殿】
指月殿(しげつでん)。
修禅寺に対面した鹿山の麓に位置する指月殿は、
北条政子が息子である源頼家の冥福を祈り
菩提所として建立したものです。
数千巻の経文を寄進し、
菩提を弔ったといわれていますが
その大半は散失し、
現存するものはわずか8巻となりました。
そのうちの第23巻が
静岡県指定文化財として
修禅寺宝物館に置かれています。

「指月」とは経典を意味し、
不立文字を解くための言葉であるそうです。
この建物は伊豆最古の木造建築といわれており、
本尊の釈迦如来像は、
禅宗式という珍しい形で、
持物のないはずの釈迦像が
右手に蓮の花を持っているのが特徴です。
スギの寄木造りで、高さ2.03m、ひざ張り1.69m。
鎌倉時代の作で、県文化財に指定されています。
昭和57年(1982)7月から
約2年をかけて、修復作業が行われました。

<本尊の釈迦如来像>
本尊の釈迦如来像 指月殿

額の「指月殿」は同じくこの地に幽閉された
一山一寧の書と云われています。
一山一寧は中国からの渡来僧で、
蒙古からの間者だと疑われ、
この地に連れて来られましたが、
後に建長寺円覚寺に住することとなったのでした。

【所在地】
〒410-2416  静岡県伊豆市修善寺
【交通アクセス】
(1)修善寺駅からバスで7分
(東海バス・伊豆箱根バス「修善寺温泉」行、終点修善寺温泉下車すぐ。)
(2)東名沼津ICから車で30分(伊豆縦貫道経由。)

※指月殿の専用の駐車場はありません。

源頼家~悲劇の2代目~北条VS比企、時々朝廷、そして東国武士の権力闘争が渦巻く時期。

北条政子~いちずに恋した乙女は幾多の悲しみと困難を乗り越え尼将軍となった。

源範頼~ひそやかに育てられ、兄の源頼朝のために尽力するも嵌められて消えてゆく

十三士の墓~源頼家の家臣たちの眠る場所

修善寺温泉~伊豆最古の湯治湯で歴史・文学・豊かな自然が調和よくブレンドされた処です。

関連記事

  1. 梅の花の枝 梶原景季~梶原景時の嫡男で治承・寿永の乱や宇治川の先陣争い、箙に…
  2. 大庭城址公園 芝生広場 大庭景親~坂東八平氏の鎌倉氏の一族~最期まで平家に忠誠を尽くした…
  3. 多気城 (常陸国) 多気城 (常陸国)~伝承では大掾氏の平維幹が築城した「多気の山城…
  4. 山田城山 山田城山~源義朝の家臣である鎌田政清の居館とされる場所
  5. 中野城・雨鳴城(遠景) 秋山光朝~加賀美遠光の長男、甲斐源氏の勢力拡大を恐れた源頼朝に疎…
  6. 蛇苦止堂 蛇苦止明神 せつ(若狭局)~比企一族で源頼家の妻で一幡と竹御所の母~大蛇とな…
  7. 宇佐美の海 宇佐美氏について~祖は工藤佑経の弟の宇佐美祐茂~宇佐美城と宇佐美…
  8. 源義経 腰越状 満福寺 源義経~戦略家且つ戦術家であった若き天才~その悲運な生き様はやが…



スポンサーリンク




コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 源仲章~後鳥羽院の廷臣であり鎌倉幕府の在京御家人という二重スパイ的立場で実朝と共に散ります。 鶴岡八幡宮

ピックアップ記事

  1. 伊達政宗
  2. 金ケ崎城 小道
  3. 浜松城
  4. 真里谷城跡 入口
  5. 鉢形城跡 三の曲輪
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PAGE TOP