史跡・城跡

幸神神社~国の天然記念物で国内で唯一の幸神神社のシダレアカシデが有名です。

幸神神社  シダレアカシデ 国の天然記念物



スポンサーリンク



幸神神社〔さちかみじんじゃ〕】

幸神神社は、建武2年(1335年)
の創建といわれています。
山城国の出雲路幸神社を勧請して、
「幸神大神」と称したといい、
室町時代の文安年間から
戦国時代に入った
永禄年間(1444年-15700年)の頃に
社殿が再建され、
明治2年(1869年)に
「幸神神社」の名称となりました。
幸神神社

【幸神神社のシダレアカシデ
参道への入り口付近の斜面に、
1本のアカシデの木が生育しています。
アカシデを含むシデ類は、
雑木林を構成する平凡な樹木です。
アカシデは高木に属し
樹高が25mにも及ぶことがありますが、
この木は著しい矮性を示し、
丸い樹冠はお椀を
かぶせたような形状となっています。
幸神神社のシダレアカシデ

推定の樹齢は通説では700年といわれ、
これは山城国からの
移植説に基づいています。
昭和17年(1942年)に
国の天然記念物に指定されました。
カバノキ科の植物としては
2013年9月現在の時点で
唯一の国指定天然記念物であり、
枝がしだれるアカシデは
この木が日本で
ただ1本のものとされています。
近年になって樹勢の衰えが
問題視されたため、
日の出町では平成20年度から平成22年度の
3か年の間に国庫補助事業として
樹勢回復調査を実施しました。
日の出町教育委員会は、2011年に
樹勢回復調査報告書を発行しています。

【樹齢】
樹齢は推定で700年といわれるものの、
この説には明確な根拠がない上、
アカシデなどのシデ類全体では
このように長寿を保つ個体が
見つかっておらず、
700年という数値に
疑問がもたれていました。
そのため日の出町の
樹勢回復調査検討委員会は、
調査しました。
結果としては、
報告書で樹齢を
「180年~200年の間」であろうと
記述しているとのことです。
幸神神社のシダレアカシデ

【サイズ】
1990年12月の調査では、
樹高約6m、枝張りは約7mでした。

【最寄り駅】
武蔵五日市(JR五日市線)
【バス停】
大久野中学校武蔵五日市駅からバスで5分程度。
※バス運行については最新の情報をご確認下さい。
幸神神社 シダレアカシデ 案内図

【所在地】
〒190-0181 東京都西多摩郡大久野日の出町2129

幸神屋敷~平山左衛門尉綱景の屋敷とも土豪の幸神氏の屋敷跡とも伝わります。

関連記事

  1. 御所五郎丸の墓所(南アルプス市) 御所五郎丸~曽我兄弟の仇討事件で源頼朝の危機を救ったとされている…
  2. 口留番所跡 木戸 (檜原村) 武州檜原村口留番所跡の木戸~江戸時代に「甲州中道」の大切な場所の…
  3. 藤ノ木古墳 藤ノ木古墳~国の史跡、盗難にあわず大切に守られてきた円墳で被葬者…
  4. 今川義元公本陣跡(高徳院) 高徳院~桶狭間古戦場伝説地の横にあり、今川義元本陣及び墓、重臣の…
  5. 木曽義昌公・真理姫供養塔(東漸寺) 東漸寺(旭市)と木曽義昌公 水葬跡石塔~木曽義昌公と正室の真理姫…
  6. 小浜城跡 小天守 京極高次から酒井忠勝へ~八百比丘尼伝説の場所~小浜城
  7. 肥田城跡 肥田城・野良田の戦い~浅井長政の華々しい初陣と六角氏衰退のはじま…
  8. 藤原秀郷公墳墓 藤原秀郷公墳墓と藤原秀郷~関東武士の憧れであり平将門の乱を平定し…



スポンサーリンク




コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

おすすめ記事

  1. 深谷城址~深谷市の中心部に存在する深谷上杉氏の居城~ 深谷城址公園

ピックアップ記事

  1. 栃木城址
  2. 伊勢・千種城(三重県)
  3. 明王院 五重塔 本堂
  4. 堅田 猪飼昇貞
  5. 蓮華山城
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
PAGE TOP