【元木山城】
元木山城(もときやまじょう)は、
東京都町田市能ヶ谷にあった日本の城です。
【別名】
元木山柵、大笠館
【城郭構造】
平城
【天守構造】
なし
【築城主】
神蔵甚左衛門盛清
【築城年】
大永年間(1521年⇒1527年)
【主な城主】
神蔵甚左衛門盛清
【遺構】
瑞香殿館
【城跡について】
戦国時代の遺構は現存していませんが、
明治時代に子孫により再建された
瑞香殿館や日本庭園が残っています。
大永5年(1525年)、
越後国から来着した神蔵氏
第24代当主甚左衛門盛清が、
小田原の北条氏綱の許しを得て
築いたと言われています。
神蔵甚左衛門盛清は
浄土野森において扇谷上杉勢と戦い勝利をし、
その功により永30貫文(24万坪)の地を
小田原北条氏より賜ったとのことです。
その後、当地を直ヶ谷(のうがや)と名付け、
天文13年(1544年)に
城内に瑞香殿館を建立しました。
江戸時代になると瑞香殿館は幕府によって
一度破却されてしまいましたが、
元禄6年(1693年)に建て替えられました。
現在の建物は明治39年(1906年)に
建立されたものですが、
一部に元禄時代の柱、棟札、大戸が残っています。
戦国時代の遺構は
現在では残ってはいませんが、
子孫により瑞香殿館と
美しい日本庭園は守られ、
香山園(かごやまえん)として
一般公開されていました。
けれども2015年3月29日に閉館となりました。
なお、2019年までに
町田市が買い取り、
再び一般公開する予定であるとのことです。
【所在地】
〒195-0053 東京都町田市能ヶ谷2丁目17−1
【交通アクセス】
鶴川駅より徒歩3分程度。
この記事へのコメントはありません。