城跡

中里城(宇都宮市)~氏家公頼の二男である中里高信が鎌倉時代に築城し主家は宇都宮氏でした。

中里城(宇都宮市)



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【中里城(宇都宮市)】

築城年代は定かではありません。
鎌倉時代に中里高信によって
築かれたと伝わっています。
中里氏は氏家公頼の二男である
高信が中里郷を領して
中里氏を称したことに
始まるとされています。
中里城は南北に長く伸びた丘陵に
築かれています。

【形態】
丘城

【標高(比高)】
200m(30m)

【別名】
峰城、龍外城

【遺構】
土塁、郭、堀

【城主】
中里氏

【中里城の形】
単郭の城で丘陵の中央部に
長方形の曲輪があり、
空堀と切岸が周囲を巡っています。
南に開く虎口は土橋が架かっており、
虎口の両側が方形の櫓台と
なっているとのことです。

【中里氏】
鎌倉時代氏家氏から分かれた
中里高信が築いた城であり、
中世を通して宇都宮氏
支配域にありましたが
主家である宇都宮氏の改易と
同時に廃城となった模様です。

【中里城の位置・周辺】
現在、城の背後を東北自動車道が貫いています。
目印の一つである白山神社のある丘陵に
遺構があるとのことです。
山田川の右岸にある
小高い山の上に築かれ、
四方が土塁と堀に囲まれた館城となります。

【城の入り口】
南方にある白山神社を右に見ながら
奥へ進むと高さ2m位の
土塁の間に入口があるとのことです。

【遺構】
曲輪内は藪に覆われているとのことです。
井戸と思われる穴があるとのことです。
北側には高めの土塁があるとのことです。




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【交通アクセス】
JR東北新幹線・東北本線・日光線
「宇都宮」下車 関東自動車バス
「宇都宮駅西口」より
「今里」行で「中里原十文字」下車 徒歩15分位

【所在地】
〒321-0414 栃木県宇都宮市中里町

【白山神社・所在地】
〒321-0414 栃木県宇都宮市中里町1692

【セブン-イレブン 宇都宮中里西店】
〒321-0414 栃木県宇都宮市中里町1130−1

【氏家氏】

【氏家氏(宇都宮氏流)】
歴史上著名な氏家氏には、
氏家直元(卜全)を輩出した
藤原北家宇都宮氏流の氏家氏がいます。

【起源】
宇都宮朝綱の子とされる公頼が
下野国の芳賀郡氏家郷に土着して
本貫とし氏家姓を名乗ったのが
始まりといわれております。
けれども紀氏を出自とする
氏家公幹(長元元年(1028年)生⇒
永長元年(1096年)1月11日没)が
創始した氏家氏を公頼が継いだとする説もあります。
「美濃国諸旧記」では
「氏家の先祖は、越中の国の住人なり」
とされているとのことです。

【南北朝時代】
氏家氏が歴史上、
その名を知られるようになるのは
南北朝時代からとなります。
氏家重定・氏家重国は
北陸地方の守護で北朝方であった
斯波氏の配下として、
南朝方の重鎮新田義貞
討ち取るという功績をあげ、
恩賞を拝領し美濃に
地盤を築いたといわれています。
これが美濃氏家氏
始まりであるとのことです。
さらに、氏家氏の一族はのちに
奥州探題となった斯波家兼と
その子息(斯波直持、斯波兼頼)に従い、
奥州氏家氏出羽氏家氏となります。
なお、下野国にとどまった
氏家氏の一族は南北朝時代に
断絶したとされています。

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